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阿佐田哲也の麻雀小説が好きだった。麻雀の好きな文学部の学生だからというわけではなかろうが。
学生時代は本当によく麻雀をやった。 夏休みなどは朝の開店時間からまずはアレンジボール(悠長な遊びだがよくやった)、パチンコ、ジャン球とハシゴをし、多少うけば「むらさき」あたりで一杯やり、その後ゲームセンターでインベーダーゲームでもやっているとたいがい友人といきあい、不足する人数を電話で誘い、いつもの雀荘、徹夜にならなければ深夜喫茶でおしゃべりして解散。
その間バイトをやったりして、いったいいつ寝ていたのだろう。 中央競馬をやる友人は多かった。競輪派もいた。競艇は少なかった。
ギャンブルは最高の芸術という。イギリスや他のヨーロッパ諸国では何でも賭けの対象だ。阿佐田哲也は「麻雀放浪記」を筆頭に麻雀小説が多いが、他のギャンブル種目もよくでてくる。どんな種目でも裏があり、心理戦が展開する。
特に公営ギャンブルの競馬、競輪、競艇、オートレースなどではその傾向が強かったのではないか。 そのころは、中央競馬はまだよかったが、他の公営ギャンブルはイメージが悪かった。
競輪場では焼き討ちが日常茶飯事だったし、競艇やオートレースはそれ以下に見られていた。
そんなものをやるのは人生の落伍者扱いだった。主催者側も施設環境を変えたり努力もしているのであろうが、最近は随分イメージアップしてきたものだ。
たがまあ、バクチはバクチなのだからアウトローらしく、バクダンでも飲みながら破滅への道を歩むのも一興。
などというのは文学部くずれのたわごとか。
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